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特定非営利活動法人多摩湖スポーツクラブ設立趣旨書
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本クラブは、1990年発足の任意団体「回田フットボールクラブ」の活動を踏まえて設立する。これまで「回田フットボールクラブ」では、サッカーを通じて青少年の健全育成、及び住民のコミュニケーションをはかってきた。しかしながら、近年の地域における少子化進行や社会人口の高齢化により、既存の各種地域スポーツ団体の存続は困難となりつつあり、さらに地域よりスポーツ団体に期待される役割も大きく変化している。そのような環境の中、本クラブは単独競技のスポーツ少年団から地域のスポーツクラブへ脱皮をはかるとともに、特定非営利活動法人となり多世代参加型の総合型地域スポーツクラブを目指す決意をした。
これまで我が国のスポーツ振興は、学校の運動部及び企業スポーツ団体が中心となり、単独スポーツの選手育成を中心として行われてきた。近隣地域の学校運動部やスポーツ団体もその例外ではなく、複数のスポーツ競技を行うことは現実的に不可能であり、育成システムからはずれた者は、その競技より排除されてきた傾向は否定できない。その一方、社会の成熟にともなう余暇スポーツ人口の増加により、健康増進やコミュニケーションを目的とした生涯スポーツへの関心は多世代にわたって非常に高まっている。しかしながら、我々の周辺においては生涯スポーツの環境整備は非常に遅れており、その充実は住みよい地域社会の振興面からも至急の課題といえる。
本クラブの目的は、広く一般市民に対して各種生涯スポーツ振興に関する事業を行い、スポーツの楽しさを啓発するとともに、誰もが何時でも気軽にスポーツを行える環境を整備し、青少年の健全育成、生涯スポーツ指導者の養成、住民の健康増進、及び住民相互のコミュニケーションの増進に寄与することである。
本クラブは、特定非営利活動法人となることにより、その社会的地位を確立し、さらに財政基盤を整備するとともに、地域におけるスポーツ振興を推進し、より良い市民社会の実現に向け邁進したい。 |
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